Management of dysphagia for patients being treated for head and neck cancer in our department

2011 
頭頸部癌の治療後にみられる摂食・嚥下障害に対する当科の取り組みを紹介した。嚥下造影検査,嚥下内視鏡検査を行う際には検査時状況画像ならびに嚥下時産生音を同時記録し,記録された患者の姿勢,体格,意識レベル,表情や意欲,摂食運動,発声,呼吸音,嚥下音むせなどの情報を利用することにより摂食・嚥下障害の効率的な臨床的対応を実現している。また摂食・嚥下障害の訓練法ならびに対応法を短期間に確実に習得させるために入院下集中リハビリテーションを行っており,その副次的効果として短期間での摂食レベルの改善を得ている。さらに頭頸部癌術後患者には摂食・嚥下障害の改善のために各種口腔内装置を適用しており,今回は舌接触補助床と下顎復位装置について紹介した。
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