A case of malignant melanoma with brain metastases successfully treated by whole brain radiation and a gamma knife
2005
60歳, 男性。初診の約1年前より右踵部の灰褐色調色素斑に気付くも放置していたところ, びらんと腫瘤が出現し, 2003年3月紹介受診。悪性黒色腫と診断し, 同年5月原発巣切除術, 6月右鼠径部リンパ節郭清を施行したが, 所属リンパ節に転移は認めずpT4bN0M0, stage II Cと診断した。しかし郭清術後不穏状態が出現したため, 頭部MRI施行したところ脳内に多数の転移巣を認めた。7月脳転移巣に対し30Gyの全脳照射を施行後, 転移巣は著明に縮小傾向を示し, 残存する病巣に対し8月, 最大線量50Gy・辺縁線量25Gyにてガンマナイフ治療を追加した。さらにDAC-Tam療法3クール終了後の2004年12月現在, 頭部MRI像で明らかな病巣を認めない。悪性黒色腫の多発脳転移は従来治療抵抗性とされていたが, 自験例では全脳照射とガンマナイフの併用が奏効したため, 放射線照射は試みるべき治療法の一つであると考えた。
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