Results of microsurgical varicocelectomy in the adolescent
2009
(目的)成人例での顕微鏡下精索静脈瘤手術は, 再発率, 術後精巣水瘤合併率などがすぐれた術式として知られている.今回, 小児例における当科での同術式の初期成績を報告する. (対象と方法)当科において手術時年齢が15歳以下で顕微鏡下鼠径管下ないし鼠径管内到達法を受けた左精索静脈瘤9例(平均12.7歳)を対象とした.また手術前後で触診や超音波断層法にて精巣容積を測定した. (結果)小児例の鼠径部到達法は緻密な剥離操作が必要であり手術時間も平均170.4±45.6分であったが, 全例に精巣動脈の温存が可能であった.Catch-up growthは手術前後ともに超音波断層法で精巣容積を測定した2例中1例に認められた.平均観察期間24.6カ月において術後の再発や精巣水瘤の発生は認めなかった. (結論)小児例においても精索静脈瘤に対する顕微鏡下鼠径部到達法は安全で効果的であり, 今後選択術式の一つに成り得るものと考えられた.
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