A study of mispuncture for arteriovenous shunts in chronic hemodialysis patients

2011 
穿刺技術を向上させミスなく穿刺をすることは,バスキュラーアクセスの良好な管理に重要である.当院では3年前より,穿刺ミスを少なくする取り組みを行ってきた.今回,1年間の内シャントの穿刺ミスについて頻度,原因,発生状況を調べた.調査期間は2010年1月~12月で,当院でのすべての内シャント穿刺を対象とした.穿刺ミスの調査にはミスを記入するノートを活用した.穿刺ミスはA,V側のいずれか一方でも1回目の穿刺に失敗した場合を穿刺ミスと判定し,発生時期により,(1)連続ミス,(2)1週間以内のミス,(3)散発ミスの三つに分類した.1年間の内シャントを使用した透析回数は15,101回であり,その内,穿刺ミスをした透析回数は215回で1.4%であった.穿刺ミスが少なかった要因として,以前より行ってきた穿刺ミスに対する取り組みの効果が考えられる.分類別では,連続ミスは15回(7%),1週間以内のミスは19回(9%),散発ミスは181回(84%)で,散発ミスが大部分であった.連続ミス,1週間以内のミスは少なかったが,これは次の透析日の朝の申し送りでミスの内容をスタッフに報告していることと,穿刺ミスノートに全てのミスの内容を具体的に記入したことが影響していると思われる.また,穿刺ミスの大部分を占める散発ミスの発生には,穿刺者の集中力の低下が大きく関係していると思われた.穿刺者が集中力を失わないことで,さらに散発ミスを減らせる可能性があると思われる.
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