Hemodilutional Autologous Transfusion (HAT) in Colorectal Cancer Surgery Especially, Fluctuation of Surgical Stress and Immunological Index

1999 
大腸癌手術19例に希釈式自己血輸血 (HAT) を導入し, 無輸血例10例と輸血例16例を対照として周術期の侵襲・免疫学的指標について検討した.IL6, 10, PNME, CD11b+CD8+bright細胞比はHAT群で上昇が抑制され, 輸血群では著明に上昇した.IGF-1, IL2産生能, NK活性, CD11b-CD8+細胞比, CD57-CDI6+細胞比は術後1~2週間で回復したが, 輸血群では低値で推移した.HAT群と無輸血群との間にはこれらの指標に明らかな差は見られなかった.各群に対するパラメーターの寄与度を検討するため, 主成分分析, 因子負荷量を行った.3群は出血量, IL6, CD11b+CD8+brightが小さく, かつIGF-I, IL2産生能, CD11b-CD8+, CD57-CD16+, NK活性が大きいHAT群, 無輸血群と, その逆のパターンを示す輸血群とに大別された.以上よりHATは輸血による周術期の侵襲や免疫能の低下を軽減する可能性が示唆された.
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