A New Surgical Treatment for Hemorrhoids: PPH (Procedure for Prolapse and Hemorrhoids)

2001
教室では1999年10月より,従来,結紮切除術が行われていたIII~IV度の内痔核に対してLongoのPPHに工夫を加えてきた.術式の工夫の要点は1)stapler締結時の下腹痛を防止するための麻酔法,2)dilaterのかわりにLone Star Retractor®を使用して,縫合操作,staplerの挿入,タバコ縫合の確認を容易にする,3)あらかじめ上直腸動脈の高位結紮およびfire前後に2分間の締結時間をおくなどである.現在まで22例にPPHを施行した.fire前後の痔核粘膜の血流は前後で有意に57%の低下がみられた.術中の吻合部出血は少なく,多くは1~3針の縫合止血のみであった.鎮痛剤は15例が第4病日までに使用されたが,殆どが鎮痛剤の内服で自制可能であった.術後在院日数は平均4.5日,職場復帰は術後6.9日であった.PPHは,適応が限定されれば,従来の結紮切除術より優れていると考えられる.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    1
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []
    Baidu
    map